北連蔵(きたれんぞう)1876(明治9年)~1949(昭和24年)岐阜生

明治24年山本芳翠の生巧館に通う。27年天真道場に学ぶ。岐阜県美術館に作品収蔵

30年白馬会展に出品、同会会員。31年東京美術学校西洋画科卒。演劇の背景制作も行い、43年~大正3年帝国劇場背景主任を務める。昭和2年~5年渡欧。文展、帝展に出品した。24年12月21日、東京で歿。享年73歳。

鐘馗は邪悪なものや疫病から家を守る魔除けの神として信じられています。

端午の節句にも掛軸などが飾られます。

眼光鋭い顔の表情や拳の力強い表現、衣の描き方はまさしく連蔵の作品そのものです。板の木目もさらに絵を引き立てるような構図にしています。

鐘馗 (板)63×42

後藤画廊(ごとうかみてん)おうちギャラリー