心身疲労の中、方向性を失いかけていた時、房総の鹿野山に登り、そこで見た連なる山々を描いた作品で第3回日展で特選を受章した。

東山魁夷初期の代表作。

 
東山魁夷      残照      復刻版画      43.5×62.3cm 

 

 

 

東山魁夷

1908年 横浜市に生まれる。

1929年 第10回帝展に「三国の秋」を出品し初入選。

1931年 東京日本美術学校日本画科卒業。結城素明に師事し、魁夷と号する。

1934年 第1回独文化交換学生としてベルリン大学入学。

1939年 第1回日本画院展で「冬日」が日本画院賞第一席となる。

1969年 文化勲章受章。文化功労者として顕彰される。

1979年 「日本東山魁夷絵画展覧会」が開催され訪独。

1980年 「第二期唐招提寺障壁画展」が開催される。

1995年 米寿記念「唐招提寺障壁画と画業60年の歩み、東山魁夷展」開催

1999年 死去。勲一等瑞宝章受章。

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