青海浪の柄を施した金箔に尾形光琳を思わせる菖蒲、現代と江戸の芸術が混ざりあった作品。

今井俊満 あやめ 53.0×65.0

 

今井 俊満(1928年 – 2002年)

 1928年      京都市生まれ

1941年 上京して旧制武蔵高等学校尋常科に入学した武蔵高校在学中から絵を描き始め、荻太郎、梅原龍三郎、安井曾太郎などに師事。
1948年 武蔵高校を卒業
1948年 10月には第12回新制作派協会展で入賞
1950年 東京藝術大学美術学部油絵科で1年間派遣学生として学ぶ
1952年

フランスに私費留学しソルボンヌ大学文学部に学びサム・フランシスやミシェル・タピエを知り、自身もアンフォルメル運動に参加した

1956年

日本橋・高島屋で開催された「世界・今日の美術展」の際には、アンフォルメル作品の出品を斡旋、日本で初めて本格的にアンフォルメルを紹介した展覧会であり、ジョルジュ・マチウ(英語:Georges Mathieu)、タピエ、フランシスらが日本を訪れている

1962年 現代日本美術展優秀賞受賞、
1979年 紺綬褒章受章
1983年 フランスの芸術文化勲章オフィシエ受章[
1995年 レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ受章[
1997年 フランス芸術文化勲章コマンドール受
2008年 文部大臣表彰
2002年

息子の今井アレクサンドル、今井龍満(りゅうま)も画家。

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