青い夜空に金の月が浮かび、そこをラクダに乗ったキャラバン隊が列をなしていく構図は平山郁夫の代表作品

 月光らくだ行  工藝版画

 

平山郁夫

昭和5年(1930)~ 平成21年(2009)広島県に生まれ

東京美術学校卒業後、前田青邨に師事。昭和28年、院展に初入選を果たし、以後同展を舞台に活躍。平成元年には東京藝術大学長に就任、10年には文化勲章を受章した。仏教をテーマに多くの名作を描き、さらには中近東から中国までのシルクロードを旅しながら取材し、幻想的な画風の中に壮大な歴史の流れを描きました。又、奈良や京都を初め日本各地の名勝形跡なども描かれました。

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