5月7日(木)~16日(土)
それぞれに特徴のある作品描く人気作家の展覧会です。是非この機会に見比べて見てください。

釘町 彰 

1968年 神奈川県生まれ
1993年 多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
瀧富士美術賞受賞
1995年 同大学大学院修士課程絵画科日本画専攻修了
パリへ移住
1999年 パリ第8大学メディアアート(アート&テクノロジー)科修士課程修了
2000年 文化庁海外派遣芸術家としてパリに継続滞在(〜02年)
2006年 マルセイユ・フランス国立美術学校 講師就任
2011年 立源寺に「Vertical Waves」恒久設置
2013年 高田賢三氏パリ別宅メインサロン壁画「Shadows」制作
2015年 仏鞄ブランドDOGNIN社とのコラボレーション鞄作品《松林図》制作。 パリのオークションに
て競売にかけられ話題となる。

日本画家でフランス、パリに在住し制作活動を行う。揉み紙を施した和紙に、岩絵の具により、ランドスケープ、光、海などを描く。最近ではバラエティー番組にも出演して話題となる。
千住博さんをリスペクトして、釘町さんが芸大受験の時の予備校の先生が千住博さんで、多摩美在学中より千住博の助手を務める。

泉東臣

1979年 千葉県船橋市生まれ
2003年 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 卒業
    臥龍桜日本画大賞展<奨励賞>
2005年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程デザイン科
    描画装飾研究室 修了(中島千波先生の元で学ぶ)

東京藝術大学の日本画科で学んだ後、同大学院デザイン科でも研鑽を積み、既成の概念にない新しい日本画を追究し続ける姿は、画壇の中で常に注目を集めています。鮮やかな群青が観る者を異次元の世界へと誘う「蒼刻」シリーズ、茜色が郷愁を呼び起こす「悠刻」シリーズなどの人気のモチーフです。

古家野雄紀

1993年 愛知県生まれ
2012年 東邦高校美術科卒業
    東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻入学
2016年 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
2019年 東京藝術大学大学院修士課程デザイン科描画・装飾研究室(押元一敏研究室)修了  
     修了制作デザインN(中島千波賞)受賞
2017年-2019年「豊島屋 鳩サブレー干支缶」のデザイン
2019年  東武鉄道「川越特急」車両ラッピングデザイン

岩絵の具とアクリル絵の具を使用し螺旋の作品や富士図を作製。「生命」という一貫した主題を置き、「螺旋は胎児の生まれ方にも通じる、生命の根源を成す形だと思っています。」と語っています。
緻密に彩られた小さなものたちの命の群れが、大きな生命体として螺旋で紡がれています。

村上裕二

1964年 東京都生まれ。東京藝術大学にて日本画家の故・平山郁夫に師事。在学中の1988年、中国・敦     煌の仏教遺跡、莫高窟(ばっこうくつ)の調査隊に参加(以降隔年で2002年まで参加)。
1992年 東京藝術大学大学院研究科(日本画)博士後期課程満期修了。
2000年 日本美術院同人の推挙を受ける。
2001年 薬師寺大講堂落慶奉賛散華制作。
2008年 出家して仏門に帰依。第15回MOA岡田茂吉賞絵画部門優秀賞など受賞歴多数、個展歴多数。
2012年 第97回院展文部科学大臣賞受賞
    画集『ウルトラマンの世界』(求龍堂).2013年歌舞伎座新開場柿葺落七月花形歌舞伎筋書表紙     絵担当.
2016年 再興第101回院展内閣総理大臣賞受賞.
2017年 画集『仮面ライダーの世界』(求龍堂). 現在日本美術院同人

故・平山郁夫さんの門下生で、現在は日本美術院の同人、日本画の本流を行く経歴にもかかわらず村上さんには、西欧的なテーマの作品が多い。又、動物や子どもを描いたものも多い。近年はペガサスに乗った少年や、群れをなす天使たちを描いたもの。これもまた西欧的なモチーフだが、暖かみのあるタッチで描いかれている。