篠田 桃紅
「葛の花」25.0×65.7㎝ 共箱

葛の花 踏みしだかれ
て 色あたらし
この山道を行きし
人あり
(折口 信夫 「釈迢空」作)

篠田桃紅

 

1913年(大正2年)~2021年(令和3年)
5歳の時(本籍は岐阜)、父の手ほどきで初めて墨と筆に触れ、以後独学で書を極め文字を解体し、墨で抽象画を描き始めました。
1956年渡米し、ニューヨークを拠点に全米各地で個展を開催しています。58年に帰国して後は、壁画や壁書、レリーフといった建築に関わる仕事や、東京・芝にある増上寺大本堂の襖絵などの大作制作の一方で、リトグラフの制作、そして100歳を越えてからも随筆を手掛けるなど、活動は多岐にわたりました。

 

後藤画廊(ごとうかみてん)おうちギャラリー gotokamiten