村上 肥出夫 追悼作品展

村上 肥出夫 追悼作品展

7月11日に84歳でお亡くなりになりました。村上肥出夫は岐阜県土岐市に生まれ、岐阜県養老郡養老町で育ちました。ゴッホに憧れて独学で絵を学び、20歳で上京。アルバイトをしながら絵具代金を稼ぎ、制作した作品を銀座の路上で売っていたところ、彫刻家本郷新に見出され、1963年に銀座の個展で鮮烈なデビューを果たすと、画家林武、文豪川端康成らに称賛され、一躍時代の寵児となりました。

路上で作品を販売している頃は粘土、コールタール、鉄錆、炭などを絵具代わりにして東京の風景などを描き、その後、ヨーロッパ遊学をすると、描く風景画に青や赤の原色が加わり、大胆で鮮やかな構図から「色彩の魔術師」とも称されました。

突然79年に帰郷し、下呂市萩原町にアトリエを構えて創作を続けていました。

今回はふるさと岐阜の風景を描いた貴重な作品やヨーロッパの風景など10点余り展示いたします。

この機会に是非ご覧ください。

7月30日(月)~8月10日(金)※日曜休廊

展示時間 午前10時~午後4時30分