真っ青な空を背につがいの鶴が舞うめでたく爽やかな先生ならではの作品。

佐藤 太清  瑞鶴 8号

 

佐藤 太清 1913年〈大正2年〉- 2004年〈平成16年〉京都府福知山市生まれ

花鳥画と風景画を融合させた独自の花鳥風景画(かちょうふうけいが)を確立しました。日本画壇の重鎮として戦後の日展を支えたほか、晩年は福知山市佐藤太清賞公募美術展を福知山市と創設し、後進の育成に尽力しました。

日展初入選は30歳と大変遅咲きだったが、1966年(昭和41年)第9回新日展に出品した「風騒」は、全く新しい画期的な日本画として絶賛され、文部大臣賞、日本芸術院賞をダブルで受賞し注目を浴びました。1980年(昭和55年)日本芸術院会員、1988年(昭和63年)文化功労者顕彰、1992年(平成4年)には文化勲章を受章。1993年(平成5年)福知山市名誉市民。2004年(平成16年)に死去の際には、従三位が贈られました。

京都府福知山市にある福知山城公園の入口には福知山市佐藤太清記念美術館があります。

後藤画廊(ごとうかみてん)おうちギャラリー gotokamiten