両親を敬愛した棟方志功が母の姿を思い出して制作した板版画、頭巾の直線とお母さんの顔の曲線のが絶妙のバランスで彫り上げてある。後ろには故郷のリンゴが描かれている。母が子供たちを思う気持ちと息子の志功が母を思う気持ちが描かれた精神性の高い作品。
白頭巾の柵 板版画 18.8×15cm
「わだばゴッホになる!」-画家になることを志し、
大正13年(1924)に21歳で上京した青森の青年は、戦後、
国際美術展で数々の賞を受け世界のムナカタとよばれました。
自らの版画を板画と称し、独自の世界を築きたその自由奔放に彫ら
れた作品や、倭絵と称した彩色の美しい肉筆画は21世紀をいきる
我々にも斬新に映ります。
後藤画廊(ごとうかみてん)おうちギャラリー gotokamiten