水野柳人

1873年(明治29)年~1963(昭和38年)

岐阜県の長良川の上流、吉田川のある、郡上郡八幡町(郡上市)に生まれ。独学で日本画を学び特に鮎の柳人としてその名を知られるようになり、鮎の作品は特に評価が高い。商家の出身で旦那衆でもあった柳人は、谷崎潤一郎、柳宗悦、菊池寛、大仏次郎ら多くの文人墨客と交わり、絵画のほかに俳句や茶の湯にも精通した風流人でもありました。

清流をあゆが群れておよぐ姿は名人の柳人ならではの作品。

鮎 軸寸67.5×140.0cm

後藤画廊(ごとうかみてん)