作年3月1日にお亡くなりになられた篠田桃紅先生の書の作品やリトグラフに手彩色した作品15点余り展示いたします。作品の魅力は潔い墨の線と日本画の画材を用い金箔・銀箔・金泥・銀泥・朱泥などあらゆる色を使い表現し、墨と和紙の余白の美が魅力です。

1月31日(月)~2月10日(木) 日曜は休廊いたします。

午前10時~午後5時まで

 

没後、篠田桃紅先生の作品はより評価が上がりました。5歳の時(本籍は岐阜)、父の手ほどきで初めて墨と筆に触れ、以後独学で書を極め文字を解体し、墨で抽象画を描き始めました。1956年渡米し、ニューヨークを拠点に全米各地で個展を開催しました。58年に帰国して後は、壁画や壁書、レリーフといった建築に関わる仕事や、東京・芝にある増上寺大本堂の襖絵などの大作制作の一方で、リトグラフの制作、そして100歳を越えてからも随筆を手掛けるなど、活動は多岐にわたりました。

2005年には京都迎賓館の貴賓室に絵画を制作。ニューズウィーク(日本版)の「世界が尊敬する日本人100人」に選出。

2007年には皇室専用の新型車両の内装壁画を制作。

後藤画廊(ごとうかみてん)おうちギャラリー  gotokamiten 後藤紙店