両親を敬愛した棟方志功が母の姿を思い出して制作した板版画、頭巾の直線とお母さんの顔の曲線のが絶妙のバランスで彫り上げてある。後ろには故郷のリンゴが描かれている。母が子供たちを思う気持ちと息子の志功が母を思う気持ちが描かれた精神性の高い作品。
生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ 東京国立近代美術館において12月6日まで開催中です
白頭巾の柵 板画 18.8×15cm
「わだばゴッホになる!」と画家になることを志し、21歳で上京した青森の青年は、戦後、国際美術展で数々の賞を受 け世界のムナカタとよばれました。自ら制作した版画を板画と称し独自の世界を築き、その自由奔放に彫られた作品や、倭絵と称した彩色の美しい肉筆画は21世紀を生きる我々にも斬新に映ります。
後藤画廊(ごとうかみてん)おうちギャラリー gokami
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