私共のホームページを御覧の美術ファンの皆さんにご自宅で作品を楽しんで頂けましたら幸いです。初回は前田青邨の作品を紹介いたします。
青邨は大和絵の伝統を深く学び、歴史画を軸に肖像画や花鳥画にも幅広く作域を示した。ことに武者絵における鎧兜の精密な描写は有名である。1955年(昭和30年)に、文化勲章を受章するなど、画壇・院展を代表する画家として長年活躍した。晩年には、法隆寺金堂壁画の再現模写や高松塚古墳壁画の模写等、文化財保護事業に携わった。その遺志は、青邨の弟子の守屋多々志・平山郁夫等にも引き継がれている。岐阜県中津川市に青邨から寄贈された本画や下図などを展示する青邨記念館があった。青邨の代表作の1つ「洞窟の頼朝」は2010年(平成22年)に重要文化財に指定された。
前田 青邨
1885年(明治18年) – 1977年(昭和52年)
岐阜県中津川市
青邨は歴史画を得意とし、大和絵の伝統を軸に肖像画や花鳥画にも幅広く作域を示した。その中でも、武者絵における鎧兜の精密な描写は、ことに有名である。
1955年(昭和30年)に、文化勲章を受章
1957年(昭和32年) 川合玉堂の後を継いで香淳皇后の絵の指導役となる。
院展を代表する画家として活躍した。
前田青邨 40歳
山上市下図 第12回院展《伊太利所見「フロレンスの朝・ポンテベツキョの雨・ペルジヤの山上市」》82×60
68歳 戒壇院広目天 昭和28年11月20日
鵜飼(素描)14.5×63
後藤画廊 (ごとうかみてん)